暖かいルームシューズ、ボアとファーどう違うの?
目次
ルームシューズで寒い季節の足冷え撃退!
体を冷やさない工夫をしよう。エコ暖房
秋の台風も到来し気温がだいぶ低くなってきました。関東では冷房は流石に不要になってきましたが、ムシムシして除湿をつけたり、室温が下がりすぎてパーカーを羽織ったりと、なかなか調節が難しい季節です。
そんな中でも夜は冷えを感じてきて、部屋でTVを見たりPCで遊んでいるとふと、体が冷えていたりします。できればまだ暖房はつけたくない・・・。それに体の冷えは万病の元と言いますから、からだを冷やさない一工夫が必要です。
首や肩が冷えると頭痛や肩こりも発生しますし、お腹や腰が冷えると下痢をしたり吐き気をもよおしたり・・・。
からだを冷やすことは百害あって一利なし、です。
子どもにとっても冷えは大敵
赤ちゃんは手足で体温調節をしているといいます。でも実は子どもにとっても、体の冷えは大敵なのです。
歩けるようになれば体を動かし体温を上げる事ができます。小さな子は常に動き回り、体温を上げ、たっぷり寝て健康な体を作っていきます。
ですがそれにも限度があります。冷え過ぎはどの年齢でもからだにとって良いことではないのです。
また、10代ではホルモンバランスが大きく変わる時期でもありますので体調が不安定なことがあります。なるべくからだを冷やさないようにしてあげたいものです。
昔からの知恵、頭寒足熱
昔から頭寒足熱とよく言われます。健康のためには頭を涼しく、足を暖かくすると良い。という意味ですが、これは理に適っています。1番冷えやすい末端である足先を暖めることで体温を逃さず、血が巡っていきます。足を暖かくすると血流が冷えず巡り戻ってきますので、暖房を弱めにしても冷えを感じにくくなります。
暖かいルームシューズを履いて足元からぬくぬくすれば、夜中のPC作業や読書もゆったり楽しめますね。
足首までほかほかのブーツ型ルームシューズも登場
スリッパというと足の甲まででスポット履けるタイプの形が一般的ですが、最近、寒い時期に特に人気なのが足首まですっぽり隠れるブーツ型のルームシューズです。
足を入れた内側までボア素材で出来ているものは保温力もありますから、履いているうちにポカポカ暖まります。
足首からつま先まではとくに気温の影響を受けやすい細い部位ですので、ここから温めれば無敵です!
テラスや土間でガーデニングなどの作業をする時に履くのもおすすめです。底が丈夫で丸洗い出来るものもあるので気にせず使えます。
ボア、ファー、素材で選ぶ冬のルームシューズ
ルームシューズにもいろいろな素材の商品があります。保温力を考えるならぜひ内側までボアで出来ているものを選びましょう。ボアは繊維の間にたっぷりと空気を含むので体温を逃さず足元を温めてくれます。
アクリルボアとポリエステルボアの違い
ボアはアクリルやポリエステル繊維で出来ているものが多いです。アクリルとポリエステルの素材の違いを見てみましょう。
素材別のメリット
- アクリル素材:ウールに近い出来上がりで柔らかくしっとり。保温性・耐光性・強度に優れ軽い。カラフルに染色できるのでセーターなどにもよく使われる。
- ポリエステル素材:綿に近い出来上がりでフリースなどによく使われる。お手入れが楽で丈夫で軽く速乾性にも優れる。熱にも比較的強く、PET樹脂から再生できるので安価で作れる。
素材別のデメリット
- アクリル素材:吸湿性はない。熱に弱い。毛玉になりやすい。
- ポリエステル素材:汚れを吸いやすい。手触りは劣る。
化学繊維は天然素材に比べ吸湿性は劣ります。綿の靴下などを履いてからルームシューズを履けば汗も吸ってくれるので問題なしです。
ファーとボアの違いについて
ファーとボア、フリースって似ていますよね。その呼称の違いは、どこにあるのでしょうか?あまり差がないように見えますが、実はファッション業界で一応定義があるようです。
- ファー=うさぎやキツネなどの毛皮を模した長めのストレート毛(フェイクファー)コートの襟やボレロなどによく使われる アクリルが多い
- ボア=羊やプードルのように毛をカールさせ保温性を高めているもの。フリースをよりモコモコさせたもの。ぬいぐるみやベンチコートのインナーなどによく使われている ポリエステルまたはアクリル
- フリース=化学繊維を起毛させたものでボアよりは短毛。「羊毛」の意味 ポリエステル100%
ファーとボアで比べますと、糸がくるくるしている分、同じ重量ならファーよりボアのほうが空気を含むので暖かいです。ファーはどちらかというとデザイン的な要素が多いので暖かさで選ぶならボアに軍配が上がります。
羊や可愛いプードルたちは保温力に優れているボアの毛を持っています。
ルームブーツを選ぶなら、内側がボアのほうが暖かいということですね。ルームシューズ全体ではファーはやはり装飾的に外側についているものがほとんどです。見た目も可愛く暖かそうなのでファーのほうがファッション性はありますね。
また、内側のもこもこボアはちょっと暑苦しくて苦手・・・という方にはダウンやキルトのルームシューズもおすすめします。保温力を保ちながら、内側はサラサラ生地なので気にならず履けます。
今年も色々な暖かいルームシューズを販売しております。あなたのセンスにぴったりなルームシューズはどれですか?
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