知っておきたい!訪問時のスリッパマナー
目次
スリッパを脱ぎ履きするときにもマナーはある?徹底研究!
年末年始は親戚やお知り合いの家に訪問する機会が結構あります。もしご自宅に招かれた時、玄関でどのように振る舞えば失礼にならないのでしょう。訪問先でのマナーにはどんなものがあるのでしょうか?
今回は主に玄関先での訪問マナーについて、研究してみたいと思います!
ご自宅へ招かれたときの玄関マナー
訪問先でコートはいつ脱げばいいの?
玄関へ入るときのマナーとして、寒い季節に気になるのがコートを脱ぐタイミングです。室内では脱ぐような上着類は通常、チャイムを押す前に脱いでおきます。手袋やマフラーも外して置きましょう。
外部からのホコリや花粉を訪問先に持ち込まないようしっかりはたき、軽く畳んで腕にかけておきましょう。傘は水気をしっかり落とし、畳んでしまいましょう。
軒先やマンションなどで雨雪に当たらない場所ならこの方法がベストなのですが、そうでない場合は傘を差したりコートを着たままでも失礼には当たりません。
訪問先によっては玄関でコートをハンガーにかけてくれたり、玄関クローゼットで預かってくれるでしょう。そうでない場合は軽くたたみ、部屋の端や座っているそばに荷物と一緒に置いておきましょう。
玄関での靴の脱ぎ方
ドアが空いたらまずは軽くお招きへのお礼とご挨拶を致しましょう。
上がる時にくるりと後ろを向いて靴を脱ぐのは実はNGです。訪問先にいきなりお尻を向けるのはお行儀が良くないのです。
正面を向いたまま靴を脱ぎ、既にスリッパが用意されている場合は履いて上がります。その後、振り返って斜めにしゃがんで靴を外向きに揃えて下さい。
斜めに座るのは相手に「お尻を向けない」ためと覚えておきましょう。もちろん、訪問先のご家族のお靴を踏んでしまうのは論外です。(たとえ散らかっていたとしても気をつけましょう^^)
玄関でのブーツの脱ぎ方
ブーツは片足立ちで脱ぐのは不格好です。転んで飾り物を壊したりしかねませんので、やめましょう。ロングブーツを客先で脱ぐときにはまず片足を少し前に出し、両足を床につけたままかがんでファスナーを下ろします。足を前後入れ替えて反対側のファスナーを下ろしましょう。
もしそのままでは脱げない時は一言、「失礼します」などと断ってから座ってブーツを脱ぎます。脱いだら斜めに座って、ブーツの長い部分を同じ方向に揃えて倒しておきます。その後、立ってからスリッパをお借りしましょう。
玄関でスリッパはどう履く?
スリッパを用意されていた場合、どのように履くと良いでしょう?履き方にもマナーはあるのでしょうか?
玄関に入った時、既にスリッパが並んでいる場合は靴を脱いで上がる時にそのまま履かせていただきましょう。
シニア世代の場合、年長者を先に案内してくれることが多いのではないでしょうか?ですのでこちら側の年長者、一番目上に当たる方を先に上がらせていただきましょう。その場合はあとから上がる方が先に進んだ方の靴を揃えて差し上げると早いですね。
足腰が弱いなどでかまちを上がるのにサポートが必要な場合は、その方を座らせておき、サポートする方が先に登って助けて差し上げて下さい。
お子様が一緒にいる場合、必ず手をつないで走り出すことのないように気をつけて下さい。
訪問先でスリッパが出されなかった場合
もしスリッパが用意されていない場合は、履く習慣のないご家庭と判断して特に追求せずそのまま上がらせていただきましょう。
そもそも日本ではスリッパを履く習慣が出来たのも明治以降・・最近の時代ですから、「このほうがスマート」というマナーはあっても、「こうしなければいけない」というルールはあまりないと言っても良いでしょう。
お互い気持ちよく過ごすには、と考えることがマナーの本質です。堅苦しくなく相手側の気持ちを考えて行動したいものです。
夏、リゾート帰りなどで素足で訪問する時は
気をつけたいのは、夏にサンダルを履いてきてしまい素足でいる場合です。素足でお邪魔するのはやはり清潔度を考えると、避けたいものです。旅行帰りなどでどうしても素足の場合はコンビニなどでソックスを手に入れましょう。
たとえスリッパを出されたとしても、素足で履くと汗や匂いがついてしまうことが考えられます。スリッパがない場合、廊下に脂の足跡が残る場合も!それはお互いにできるだけ避けたいですね。
子どものスリッパはどうする?
さすがに子供用のスリッパまでご準備くださるご家庭は少ないでしょう。子どもは特に足が汚れている可能性があります。最初から訪問が決まっている場合には予備の滑り止め付きの靴下を持っていき、お邪魔する前にきれいな靴下に履き替えさせると気遣いを感じられてベターです。
お客様をお迎えするときのスリッパマナー
お客様をお迎えする側のマナーについても考えてまいりましょう。
事前にお客様の訪問人数がわかっている場合は、人数分のスリッパを準備し履きやすいように玄関に並べておきましょう。足の大きさには個人差もあるのでできれば、大きめのスリッパもあると良いですね。迷ったら大きめも揃えておきましょう。
予定外に人数が増えてしまうことも考えられます。知らされた人数より2足ほど予備があると安心ですね。
黙っていると履いてよいのか迷われる方も居ます。「スリッパをどうぞ」「どうぞスリッパをお履き下さい」などと一言添えてあげると親切です。
お客様が使ったあとのスリッパのお手入れ
お客様が帰ったあと、スリッパをすぐにしまうのはちょっと待って下さい。
長時間使用されたスリッパには汗や汚れ、匂いがついています。そのまま靴箱などに収納してしまうとカビの原因にもなります。まずは、汚れを落としましょう。
スリッパによって使えないお掃除方法もあるので確認して清潔にし、よく乾かしてからしまいましょう。
水分がOKな素材なら、固く絞った雑巾やお掃除用ウェットティッシュなどでよく拭き取って下さい。シミにならない素材であれば除菌消臭スプレーや除菌シートなどを使っても良さそうですね。
洗えるスリッパなら今のご時勢、お一人使うごとに洗いたいところです。きちんとお手入れをすれば臭くならず、気持ちよく次のお客様も使うことが出来ます。
スリッパをおしゃれに置いておくためのスリッパラック
さっと取り出し、慌てず並べるにはスリッパラックも便利です。もちろん、普段からスリッパを使う方なら玄関をすっきりさせるためにもスリッパラックを活用してみましょう。
ご夫婦だけなど少なめのご家族なら、スリッパをブリキのバケツやラタン風の可愛いバスケットにぽいっと差しておくのもおしゃれっぽいですね。
靴箱がある場合は横にスリッパラックをかけておくと省スペースになります。見た目もスッキリしておしゃれ!
スリッパマナーまとめ
いかがでしたか?スリッパ一つでも色々気を使うことって、あるんですね。筆者はスリッパについてそこまで深く考えたことはありませんでしたが、やはり裸足で履くというのは訪問先でもお迎えする時でも、少し気になりますね。他人様の汗や脂が直接ついてしまうことは避けたいです。
色々大変な世の中ですが、清潔さはいつでもどこでも気持ちが良いものです。色々調べて記事にしてみましたけれど、マナーは「守ると気持ちが良いもの」であって、強要するものではありません。気負いすぎず、きれいでおしゃれなスリッパでお客様をお迎えしましょう♪
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